交流サロンで友達GETだぜ❗
ムーネです。私は、25年以上前のトロントは比較的治安は良いほうだと最初にブログで書きました。
事実、窃盗や強盗に出くわしたことはありませんし、銃声など聞いたことはありませんでした。
比較的危ない経験はしましたが、命がとられるほどのことではありませんでした。(この事は追って書きたいと思います。)
25年前のトロントは比較的治安が良かった。今も良いに違いない。
そんな私の思いをあざ笑うかのように2018年7月22日現地時間夜10時過ぎに大変なことが起こった。
私が凶悪な事件のニュースを知ったのは次の日朝だっだ。
トロント銃乱射事件
事件の一報が入った時、正直ビックリした。
数ヵ月前にトロントにてバンが暴走して、多くの犠牲者をだしたばかりだったからだ。
トロントは近年、アメリカの都市同様、銃による事件が加速度的に増加しているみたいだ。
トロントは比較的治安が良いと思っていた私には、この事件はショックだった。治安が良かったなど、とうの昔のことだったようだ。
犠牲者に哀悼の意を表したいと思います。
以前、サチエさんと約束したカナディアンと日本人の交流サロンへ行くためだ。
サチエさんとは交流サロンの最寄り駅で会う約束をした。
駅に着き、しばらく待っていると、向こうからサチエさんが小走りで来た。
「ムーネ〜。グッドモーニン〜」
相変わらずフリフリのついた御洋服を着ていた。
「マジかよ〜」
私は心のなかでつぶやいた。
当時、私はTシャツ、ジーパン、エンジニアブーツとロックで硬派な格好をしていた ものですからサチエさんの格好は受け入れがたかった。
(そういうお前こそダサいだろ❗)
私とサチエさんは交流サロンへ入った。
システムとしては、椅子に座って待っていると、 カナディアンが声をかけてくれ、楽しくオシャベリするといったものだったと思う。
サチエさんが座ると間髪入れずに声をかけられた。
マーヴィンというメガネをかけた禿げた白人のオッサンだった。
「サチエさん〜かわいそ〜。イケメンのが良かったでしょうに〜」
私は心のなかでつぶやいた。
しかし、サチエさんは違った。
「あんたの〜ネイティブイングリッシュすべて吸収したるわ〜かかってこんかい❗」
そんな闘志がみなぎっていた。
しばらく待っていると、私の所に一人のカナディアンが座った。
「初めまして。ヤーウェイです」
「初めまして。ムーネです」
彼は中国系カナディアンで、さほど背は高くなかった。170㎝といったところか。胸板は厚く、タフな男といったい感じだった。
一番の特徴は整髪料で固めたリーゼントスタイル、エルヴィス・プレスリーといったところだ。
それでいてカッコつけてなく、茶目っ気たっぷりな 笑顔を見せる。
まるでジャッキー・チェンのように。
そう、ヤーウェイという男はエルヴィスとジャッキーをたして2で割ったような男だった。
「コイツとは友達になれるな」
私はすぐにそう感じた。
彼もそう思ったに違いない
しばらく楽しく話した。
「ムーネ何か困ったことがあったら遠慮せずに言ってくれ」
そう言うと彼は、電話番号が書かれた紙切れを手渡した。
ヤーウェイと私は、再び会う約束をした。そして彼は席をたった。
とにかくホッとした。カナディアンの友達ができたからだ。
事実、カナディアンの友達ができずに日本人ワーキングホリデー同士で、つるむのも珍しくないと聞いていたからだ。
私とサチエさんはヤーウェイ、マーヴィンとそれぞれ友達を得て満足して帰っていった。
つづく